2011年7月11日

編み目を揃える




かぎ針初心者から抜け出すには、難しいモチーフを編めるように練習するのと並行して、編み目をきちっと揃えられるようになることが不可欠だと(勝手に)思っている。趣味で独学でやっているとはいえ、こういうのはあまりおおざっぱではいけない。編み目がきれいに整っていなければ、いくら高級な糸を使っても、高度な編み図の作品を編んでも、出来上がったものはきれいには見えないだろう。
というわけで、基本の細編み、長編みを中心に、簡単なモチーフを綺麗に編んでいく練習をしている。イメージは、チェロのエチュード(セヴシックとかドッツァウアーとか)をやっているような感じで、あるの主題を一定のテンポを保ちつつ(できないからと言ってあまり遅くしすぎてはいけない)いろいろな音型に変えて練習するというもの。
さくさく編めるときもあるけれど、やはりまだまだ下手で、糸の引き抜きに失敗したり目が大きくなりすぎたりしてしまう。そういうときは、かぎ針を持つ手に力が入っていないか、座り方が悪くないか、チェックしてやり直す。集中力が切れたときには編み目ががたがたになるので、そういうときも糸をほどいてやり直し。難しい。
こうしてかぎ針の練習をしていると、チェロの練習をしているような気がしてくるのは不思議だ。チェロの練習方法を取り入れているだけで、両者はまったく違うもののように思えるのだけど。

習作を二つ載せてみる。

上の写真の左にある丸いのは、てっぺんを押すと、下の写真のようにへこむようになっている。けしごむとか、小さなアクセサリーとかを置くサイズ。右側のは、コースターにしてもいいけど、私は腕時計を置くのに使おうと思っている。どちらも100円ショップで売っている、トルコ製のエジプト綿100%の糸で作った。縁は二本取りにした。思ったよりも可愛らしい雰囲気になってしまったのがちょっと残念。。。